メルトブローン不織布 溶融樹脂を熱風で吹き飛ばして微細な繊維を形成する不織布です。

  • 6つの製法
  • レジンボンド不織布
  • サーマルボンド不織布
  • スパンレース不織布
  • スパンボンド不織布
  • ナノファイバー不織布
  • メルトブローン不織布

溶融樹脂を熱風で吹き飛ばして極細繊維を形成する不織布です。

メルトブローン不織布は、スパンボンド不織布と同様に紡糸直結タイプの不織布です。原料は、ペレット形状のプラスチックで、押出機で加熱溶融させ、大風量の熱風で吹き飛ばしながら極細繊維化し、ウェブ化して不織布を製造します。
さらにポリプロピレン繊維では、極細繊維の表面に帯電処理をすることで、高い通気性を確保しながら、空気中の粒子を捕捉する性能を向上させることができます。医療用マスクやエアフィルターなどの用途に最適です。

製造ライン

操作パネル

■シンワの特長

用途に応じた設計が可能です。
平均繊維径(10μ以下)や繊維密度を用途に応じて調整できます。
各製法の不織布との複合が可能です。
熱エンボス圧着や超音波圧着、高圧水流などで複合し、引張強度の向上や積層粗密構造のフィルター寿命向上などが機能付与が可能です。
溶出物が少ない製法です。
繊維同士が自己接着しますので、原料プラスチックの性質を活用できます。
2成分の繊維を混繊できます。
成分違いの2種類の繊維で構成され、強度や耐久性、耐摩耗性などを向上させることができます。
多彩な機能を持たせられます。
さまざまな機能剤を練り込んだ、多彩な機能を持つ不織布がつくれます。
※帯電強化、抗菌など


■結合方法

溶融樹脂がコンベアに集積され、自己接着します。

ペレット樹脂を押出機の剪断力と熱により溶融し、その溶融樹脂をノズルから押し出し、熱風で極細繊維に引き延ばします。
繊維が冷却・固化される前にコンベア上に集積され、繊維同士が自己接着し、シート化します。


主な製品分野

衛生用から産業分野の製品まで幅広く対応します。

各種エアフィルター

医療用マスク

静電荷帽

油吸着材


【製品】
各種エアフィルター・医療用マスク・静電荷帽・油吸着材

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