INTERVIEW

品質管理の厳しい目が
シンワへの信頼を築く基礎になっている。
品質管理の厳しい目が
シンワへの信頼を築く
基礎になっている。

Y.F. 品質管理部
2013年入社
岡山理科大学 工学部卒

効率的な業務分担で、シンワ商品の品質を担保。

定められた仕様に沿った商品になっているかチェックし、品質を管理する。万一、異物混入などが起こった際、原因を究明して再発防止に努力する。それが品質管理の役割です。

品質管理部のメンバーは8名。この限られた人員で、シンワ製の全商品の品質維持を担うのですから、作業の効率性が上がるような業務の分担が欠かせません。私は現在、不具合発生時の原因調査やお客様への報告書作成、納入する製品の仕様書作成を主に担当しています。

不具合が発生するとお客様へご迷惑をかけてしまいます。不具合の要因となりそうな問題箇所を無くしておくため、私たちは事前の対策にも力を入れています。

不具合をなくすのは難しい。でも妥協はできない。

不具合で最も多いのは異物混入です。原料由来なのか設備に蓄積したものなのか、由来のはっきりしない小さな異物です。もちろんチェックは厳重に行っていますが、ゼロにするのは容易ではありません。

どこからを「不具合」とするか、境目は商品の種類で異なります。最高度の衛生管理が求められる医療・食品用の不織布では、僅かな異物も許されません。そこにあるはずのないものがどこからやって来たか特定するのは難しいですが、妥協はできません。多くのお客様が、シンワの高い品質を信頼してくれているのですから。その厚い信頼の基礎を築くのに、品質管理の厳しい目は一役買っているのです。

世の中の人々の役に立っている、という自覚がある。

品質管理部への依頼で増えてきているのが、化学物質調査関連の書類作成です。商品に含まれる化学成分をお客様に報告する書類なのですが、いろんな業界でトレーサビリティの重要性が認識されてきた影響かもしれません。営業から寄せられる化学物質調査に関する問い合わせにも丁寧に対応し、お客様に安心を提供していきたいと思います。

シンワの素材は、食品・医療やコスメ、さらには除染作業を行う場合の防護服の生地としても使われるなど、世の中に広く浸透しています。私たちは、あらゆる人の役に立っている商品を提供しているのです。その自覚を忘れず、品質管理に努めていきます。

SCHEDULE

1日のスケジュールは特に決まっていないが、書類作成の場合はお客様指定の納期があるのでそれに沿って作業を組み立てる。クレーム発生の場合は工場に入って確認することもある。ただ基本はデスクワーク。効率的に作業し、定時(17時)に帰れるようにがんばっている。