作業工程のどこが重要かを見極め、
どれだけ手早くできるかを
自分で考えてやってみるから面白い。
作業工程の
どこが重要かを見極め、
どれだけ手早く
できるかを自分で考えて
やってみるから面白い。
2016年入社
四国職業能力開発大学校 生物機械システム技術科卒
加工工程での製品チェックは、品質を守る「最後の砦」。
本社の生産部には製造課と加工課があり、私の所属は加工課で、タオル加工を担当して3年目になります。タオル加工とは、ロール状の大きな原反を加工機で一枚のシートに切断し、それを集積して束にする工程です。二人一組で、製品の品質チェックと原反のセット・資材の補充とに分かれて作業にあたっています。
製品の品質チェックで重要なことは、出てきた製品の状態を見て、切断面のキレが悪くなっていないか、汚れやゴミが付いていないかを確認すること。だいたい20秒間隔でひと束を確認する計算になりますが、慣れてくればポイントが掴めます。ここが製品を出荷する前の最終工程となるため、品質を守る「最後の砦」として責任を持って取り組んでいます。
自分なりに作業の流れや動き方を考えてやってみる。
原反のセット・資材の補充では、機械を止めないためにどうするかを考えて、作業を段取ることが大事になります。原反のセットや資材の補充が間に合わないと当然機械が止まってしまうので、そこをまず先に行い、その後で原反をセットするための前準備をまとめてやってしまうといったことです。まばらに作業をすると無駄な時間が増えてしまうので、作業のどこが重要かを見極める。セットや前準備に手間取ると時間のロスになるので、順序よくやる。そうやって自分なりに作業の流れや段取りの手順を考えて動き、余裕が持てた時には達成感が味わえます。
自分で考えた動き方で、どれだけ作業が手早くできるか。そこがこの仕事をやっていて私が面白いと感じるところです。加工工程の仕事は、どうしてそれをやっているのか、作業を覚えて内容を理解しないとその先に進むことができません。目的意識を持つこと。自分で考えること。それが大切だと実感しています。
先輩たちのように手際よく、作業時間の短縮を目指す。
急がなくても手早くできる、加工課にはそんな熟練の先輩たちがいます。急いで作業をしているようには見えないのに、きっちりと準備されている。3年間の経験である程度、自分なりに考えて作業ができているとは思うのですが、加工品の種類や機械の切り替えをするときは、先輩たちのほうが早いので、まだどこかに無駄があるのだろうと感じています。
結果的に作業に問題がなければ、どう段取りするかは人それぞれ。手順を変えたからといって品質に影響はありません。そこはある程度自由にさせてもらえるので、先輩たちのように余裕を持って手際よく、作業時間が短縮できるようになることが今の目標です。そして、この部署で加工作業をさらに極めていきたいと考えています。