先輩インタビュー|営業部門や原料メーカーと連携しながら進める仕事。 藤村 泰江 2014年入社 品質管理室

入社してからの1年は、勉強の日々でした。でも、それが仕事のよろこびにつながっています。

入社された動機をお聞かせください。

出身大学が工学部バイオ応用化学科というところで、勉強してきたことは、バイオ関連のみならず、有機化学、無機化学、生物、物理など化学全般にわたっていました。就職では、できるだけこうした知識を生かしたいとは思っていましたが、その上で、就職に当たって2つの条件を考えていました。ひとつは、気持ち的に出身地の観音寺市に近い会社で働きたいということ。もうひとつは、自分の生活に身近な商品を扱っていること。シンワはその2つの条件を兼ね備えていました。

不織布は生活に身近なものだと考えていたわけですね?

理系の知識が生かせそうなシンワという会社があることを知ったのが最初で、調べてみると不織布を作っている。でも、その頃は不織布が生活の中でどのようなものに使われているのかまではよくわかっていなくて、調べてみるとフェイスマスクとか、ふきんとか、お茶パックとかの素材ということがわかりました。ちょっとした驚きで、不織布って応用分野が広くて可能性があることを感じました。


入社後の具体的な仕事を教えてください。

入社後10月過ぎくらいまでの約半年は、試験業務と異物分析を担当し、以降は書類作成を担当しています。異物分析は、なんらかの理由で商品に異物が混入した際に、その異物が何なのかを調査する仕事です。書類作成は、お客様との仕様に添った商品に関する仕様書や、安全データシート、科学物資調査などが主です。ISOの運用管理として、マニュアル・規定の見直しなども行います。

大学での勉強はどの程度生かされていますか?

知識として生きている部分ももちろんありますが、やはり大半はこの仕事を通じてはじめて出会うことばかりです。物質の名称も知らなかったものは多く、書類に掲載される規則についてもあまり馴染みのない言葉が多いです。ただ、分析や調査の根本にある考え方や機械に対する操作方法とか、間接的に生きている部分も多いと思います。そういう意味では、この仕事に就いての違和感はありませんでした。

仕事で難しいと感じるところは?

書類作成は、自分ひとりの仕事で完結するものではなく、さまざまなの人との連携で進めていくものです。お客様からの依頼を受けた営業部門からの指示で私たちは動きますが、当然、いつまでにという納期が決められています。一方、その書類を作成するために、当社だけのデータのみならず、不織布の原料は原料メーカーから仕入れているので、そのメーカーに確認をとることもかなりあります。また、たとえばお客様が食品会社であれば、特定の不織布について食品衛生試験の依頼などもあります。これはその専門の分析を行う会社に依頼することになります。私たちの仕事は一日中、試験室とかPCの前で、一人で行うようなイメージがありますが、社内外を問わずさまざまな人々と関わり合いながら進めていくものです。そのあたりが、経験が少ないと難しいと感じるところですが、OJTによる教育プログラムがあり、熱心に取り組めば問題ありません。

では、面白いと感じるところは?

書類作成の仕事で、自分が担当になると、必然的にあらゆることを調べることから始めざるを得ない状況です。自分でできることは勉強して、原料に関することは原料メーカーに投げかけて、それらをまとめていくという作業。いわば、毎日が、勉強の日々という感じです。そうして苦労しながらですが、調査報告書類として完了できたときはやはりうれしいです。場合によっては、数ヶ月かかることもあり、仕上がったときのうれしさは格別です。

学生さんに一番近い立場から学生さんへアドバイスがあれば。

世の中の動きやニュースに敏感であってほしいと思います。たとえば、ときどきマスコミを賑わせる安全や衛生管理による不祥事や事故などのニュースも、私たちの仕事と無関係ではありません。私たちが作る不織布も、商品となってお客様に納品されれば、安全性や衛生管理の体制がシビアに問われます。そういう意味では、あらゆるものが社会につながっています。その意識を持てれば、皆さんが将来行う仕事の価値観を再認識できるのではないでしょうか。


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仕事紹介

品質管理

お客さまの信頼形成のために、シンワ不織布の品質を守るのが「品質管理室」の最大の役目です。ここでは「製品試験」「分析調査」「納入仕様書作成」「ISOの運用管理」の4つの仕事があり、それぞれ非常に重要な位置付けとなっています。