先輩インタビュー|4人で生産ラインを動かす。
その団結力が魅力のひとつ。 神野 遼 2011年入社 生産部・解綿担当

解綿は、生産ラインの最初の工程。製品の品質にダイレクトにつながる重要な仕事です。

シンワに入社した理由を教えてください。

大学では、機械工学部精密工学科でロボットとかナノ(テクノロジー)などを勉強していたのですが、就職は、地元の新居浜に近い場所でその経験を生かせる仕事ができたらと考えていました。そんな中でシンワを知りました。大学の友人たちは機械関係や、自動車、制御などの方面へ行きましたが、私は「不織布」を選びました。でも、その頃、不織布というものがどのようなものか、どのように作るのか、ほとんどわかりませんでしたし、大学の知識を生かせるのかも結構不安でした。ただ、専攻とは違いましたが、潤滑油の研究をやっていたので、そのあたりの知識だけは生かせるかなと思っていました。

具体的な仕事の内容はどのようなものですか?

私が入社した2011年の同期は20人くらいで、その内、私を含む5人で生産部に配属になりました。仕事は、不織布製造 ラインの中で「解綿(かいめん)」という工程の担当です。解綿は、不織布製造ラインの一番最初の工程で、原料である綿を“ほぐす”工程です。原料は約200〜300kgの綿を、約1m³ほどに圧縮した“綿の塊”で、素材は、天然繊維から合成繊維など多岐にわたります。これを定められたタイミングで機械に投入していきます。


原料、素材について教えてください。

レーヨンとポリエステルが主原料の製品が多いのですが、他に副原料として、抗菌性や撥水性等を持った、特殊な機能性繊維などを入れる製品もあります。こうした原料の組み合わせは何種類もありますが、それらの素材を均一に混ぜてやることが解綿工程で重要です。不織布は最終製品ごとに求められる特性や機能が異なるので、お客様のニーズに応えるため原料もそれに合わせたものになるのです。

不織布の製造工程はどのようになっているのですか?

不織布は最終的には食品や医療、産業分野などの製品になっていくのですが、そうした不織布の種類ごとに製造工程も異なります。シンワには5種類の生産ライン/工場がありますが、これは5種類の不織布が作れるということです。私が入社間もなく配属されたのは、その内の「レジンボンド」不織布生産ラインでした。その後、異動になり、今は高圧水流を使って製造するスパンレースという生産ラインで仕事をしています。

シンワの不織布は最終的にどのような製品に?

私が携わった生産ラインのレジンボンドは、繊維同士を結合させるのに樹脂を使うのが特徴で、食品分野ではお肉の下に敷くトレーマット、介護分野ではベッド・シーツなどに使用されています。また、スパンレースは、外食産業や食品工場などでカウンタークロスとして数多く使用されるほか、産業用フィルターや医療用ガーゼ、ギフト用シートなどに使われています。吸水性や耐久性など、それぞれ求められる機能に合わせて作られた不織布です。

解綿工程での仕事のポイントは?

解綿工程での仕事は、原材料の配合が一番のポイントになります。最終製品の品質にダイレクトに影響しますから細心の注意をはらっています。生産ラインの原料投入には2系統あって、各々から投入された原料が混ざります。そして、その後の計量工程で細かく配合の調整ができるので、これをうまく利用して配合を調整していくのです。もうひとつのポイントは設備を確実にマネジメントして、均一な綿の状態をつくることです。

生産ラインは何人で動かすのですか?

生産ラインの各工程にはそれぞれ担当者がいて、私が所属するスパンレースには4人がいます。大きな機関車のような生産ラインをこの4人で動かします。少しスポーツチームに似たような感じで、強い団結があって、それがこの仕事の魅力のひとつだと思います。生産ラインは24時間動いており、朝・昼・夜の勤務を、3つの班で分担しています。

今後はどのような仕事に取り組んでいきたいですか?

不織布の生産は、実際にやってみると、かなり深いノウハウが必要になります。私は今8年目ですが、品質の調整方法など、まだまだだと感じる点が多くあります。これは、入社前にはわからなかった点です。生産ラインの理解は半年〜1年くらいでだいたいわかりましたが、その先が深い。今後は、スパンレース不織布の生産をしっかりモノにすることと、さらに別の生産ラインを経験するなどして、広いノウハウを身に付けていきたいと考えています。


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仕事紹介

生産技術

生産技術部門の役割は「製品生産」および、新製品や既存製品の改善のための「試作品製作」などを行います。生産技術の仕事は、不織布と生産ラインに対する深い知識とノウハウが求められるシンワの中核となる仕事です。